SSブログ

全日本モトクロス選手権 近畿大会 [全日本モトクロス]

学生フォーミュラーがあった週、
奈良県の名阪スポーツランドで全日本モトクロス選手権 近畿大会がありました。

1-9.jpg



今年は、IA-1クラス 2チーム 2名
    IA-2クラス 6チーム  6名
IB-OPEN クラス 3チーム 3名
    ジュニアクロス  1チーム 1名

がGET ECUを使用し、我々がセッティングを担当してるのは、10チーム。
中でも、ロガー等を使い毎回セッティングの調整 2チーム。

実は、GETは、セッティングが難しいから運用が難しいとか・・・。
で、毛嫌いさせてると言うウワサはちょくちょく聞きますが・・・。
殆どが、レースウィークは触ってません。また、セッティングも1度か2度合わせた
だけのチームが殆ど。

メーカー系ファクトリーチームと戦う為にマシーン全てを管理しているADA/Sal MXTFの古賀車と
SUZUKIのSRM マウンテンライダーズ 手繰車のみ、毎回事前テスト及び、レースウィークの
データ管理をしているのが現状なんです。

天候でのエンジンマップの変更も殆どしません。
何故なら、GETは、みなさんが思ってる以上にセッティングの幅があり、コンデションが悪くなれば
なるほど、威力を発揮します。

今回は、ウィークを通して良く雨が降りました。
コンデションは、マディです。名阪は、山土と言うか山砂・・・
そう、日本屈指のサンドコースです。
ただ、今回の雨の降り方は微妙で、ライダーにもマシーンにも非常に過酷な条件と
なりました。
本来、雨が降り続いてくれれば、表面どころか、仲間で浸りシャパシャパで非常に走りやすい
路面となりますが、微妙な降りで、凄い深いワダチが出来たりして走りに力が入る路面で
ライダーの体力消耗もある良いコンデションとはなりません。
オマケに、土がラジエーターの目につまり、オーバーヒートとの闘いになる極めて厳しい
レースでした。

GETの優れてる所は、水温上昇と使用する回転域に対して、
燃料噴射量の補正をかける事が出来ます。
水温はこんなコンデションなんで、どうにもならないので、燃料でエンジンを冷却してやります。
車種やエンジンの仕様により異なりますが・・・。
自分が管理しているGETユーザーは水の減りも少なかったように思いますし、
現に、水温上昇で水を吹いて走り、最後オーバーヒートでエンジン出力も落ち
中には、エンジンを焼き付かせてしまったチームも沢山いましたので、30分のスプリントが
如何に過酷なのかよーく解るレースでした。

結果から言うと、

IA-1 池谷優太 KTM 450SF-X うず潮レーシング福山
   ヒート1:15位 ヒート2:5位 総合10位

IA-2 古賀大基 HONDA CRF250R ADA/Sal MXTF
   ヒート1:8位 ヒート2:18位 総合13位
   
   横澤拓夢 HONDA CRF250R チームTARGET
   ヒート1:14位 ヒート2:1位 総合4位

   手繰将志 SUZUKI RM-Z250 SRMマウンテンライダーズ
   ヒート1:2位 ヒート2:8位 総合3位

   渡辺陵  YAMAHA YZ250F チームピットイン
   ヒート1:12位 ヒート2:11位 総合11位

   佐々木麗 YAMAHA YZ250F Y'Sレーシング
   ヒート1:23位 ヒート2:16位 総合21位

IB-OPEN
   岸桐我 HONDA CRF250R BOSSレーシング
   ヒート1:5位 ヒート2:9位 総合6位
   2018年 IB-OPEN シリーズチャンピオン獲得!!


IA-2はポイントリーダーのADA/Sal MXTFの古賀君が予選でのアクシデントにより
ちょっとリズムを崩しまして、今回はHRCの能塚選手に逆転されてしまいました。
6ポイント差で最終戦SUGOになりますが、チームもライダーもまだまだ諦めてません。
HRCのようなファクトリーを相手に戦うと言う事は、本当に大変なことですが、
今回結果は、ツキがない状況でしたが、マシーンもトップクラスの仕上がりであるのは
間違いないし、ライダーもアクシデントが無ければ、速いのは解ってます。
古賀君は、モトクロスネイションズ(国別戦)日本代表として、今月アメリカへ
行きます。何かを掴んで帰ってきて、最終戦見せてくれると思うので、心配はしていません。

今回、IA-1 の池谷優太君のIA-1で自己ベスト5位を獲得。

各メーカーのファクトリーマシーンが2台から1台出てますので、好成績です。

IA-2は、今年IAに昇格し、アメリカ修行から帰ってきて2戦目のルーキー手繰将志くんの2位!

ヒート2の今年からサポートしている横澤拓夢君の1位!
と荒れたコンデションで結果が出せました。

1-11.jpg



また、IB-OPENの岸 桐我君の最終戦を待たずのシリーズチャンピオン決定。

1-10.jpg



昨年の佐々木麗に続き、GET サポートライダーが2年連続でシリーズチャンピオンと
なった事は、非常に嬉しいです。

残すは、最終戦SUGO!
海外からのスポット参戦。
昨年のチャンピオンでアメリカ挑戦中の渡辺祐介君の参戦します。
(手ごわそうですねー!)

古賀君のチャンピオン獲得、GET サポートライダーが活躍出来る様に
しっかりサポートしていきたいと思ってます。

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:バイク

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。